2024年4月6日 百名山の丹沢山に登りました
<蛭ヶ岳から主稜線を眺める>
南北20km・東西40kmに連なる丹沢山地。最高峰の蛭ヶ岳から伸びる、南北の稜線を主脈、東西の稜線を主稜とよびます。丹沢好きの私にとって、この2つの稜線を踏破するのは長年の夢でした。主脈縦走は2022年12月に達成したので、今回は主稜縦走にチャレンジしました。(主脈縦走の記録はこちら)
西丹沢ビジターセンターから主稜・主脈を縦走し、大倉バス停に下りる、距離21.5km・累積登り2245mのロングコースを歩きます。
アクセス
5時27分新宿駅発(小田急線)→ 6時45分新松田駅着
7時15分新松田駅発(富士急バス)→ 8時30分西丹沢ビジターセンター着
新松田駅でバスに乗ります。全員1台のバスに乗りましたが、10名ぐらいは座れずに立ったままでした。西丹沢VCまで1時間以上かかるので、体力を温存したい方は駅に早めに到着して並んだ方がいいかもしれません。
8時30分、西丹沢ビジターセンターに到着して登山開始。いよいよ始まる長旅に、緊張と興奮と高まります。
麓のキャンプ場では桜が見頃。
登山道に入って、まずは檜洞丸を目指します。
ゴーラ沢出合までは緩やかな登り。群生するミツマタが綺麗でした。
9時10分、ゴーラ沢出合に到着。石づたいに川を渡ります。
ゴーラ沢を越えてからは登りがキツくなりますが、山中はアセビとブナが素敵な雰囲気に。
急登が落ち着いて、左前方に檜洞丸が見えてきました。
10時45分、檜洞丸に到着。登山開始から2時間15分。いいペースです。
檜洞丸で5分だけ休憩して、いよいよ未踏の丹沢主稜に入ります。
檜洞丸から蛭ヶ岳への主稜線は距離4.2km。アップダウンが約4回続きます。
ということで、最初に300mほど下ります。西丹沢VCから同じペースで歩いてきた人が2人いたので、付かず離れず、後方を付いて行きました。
檜洞丸から300m下りた金山谷乗越に到着。さらに登って下りてから、
神ノ川乗越に到着。標高1250m。檜洞丸ー蛭ヶ岳間で最も低いポイントです。ここから臼ヶ岳を目指して200mほど登ります。
振り返ると檜洞丸が見えました。結構歩いてきたなぁ。
12時00分、臼ヶ岳直下の休憩ポイントに到着。先行していた2人もここで休憩していました。ハイペースとアップダウンの繰り返しで、私はもう疲労困憊。ただ、他の2人も同様に辛そうだったので、疲れているのは自分だけじゃないんだなと安心しました。
臼ヶ岳から、ようやく蛭ヶ岳が見えました。右に伸びる丹沢山への稜線も見えます。
ミカゲ沢ノ頭という小ピークを経て蛭ヶ岳を目指します。
登山道も目視できるぐらい蛭ヶ岳に近づいてきました。「うそだろ!?」と思うような急坂が見えます。
急坂は本当でした(泣)蛭ヶ岳へはクサリも設置されたキツい登りが300m近く続きます。
もう脚に力が入らず、疲労困憊になりながら、あと少しの所まで来ました。振り返ると、檜洞丸から歩いてきた主稜線。雲は多いけど、苦労した分、この景色に感動しました。
13時05分、蛭ヶ岳に到着!!
早速、楽しみにしていた名物ヒルカレーを食べに蛭ヶ岳山荘へ。提供時間は13時30分までなので間に合ってよかった。
主脈縦走のときも食べたヒルカレー(1000円)。また食べることができて良かった!
体力回復したところで、13時20分、蛭ヶ岳を出発。丹沢山を目指します。
岩場を登ったところにある鬼ヶ岩。晴れていれば富士山も見える展望ポイントですが、今日はガスで全く見えず。
緩やかなアップダウンを繰り返して、
14時35分、丹沢山に到着。
丹沢山から塔ノ岳を目指します。
15時25分、塔ノ岳に到着。
もう遅めの時間なので、山頂には5人ぐらいしかいませんでした。
尊仏山荘でコーラを購入(500円)。炭酸が体に沁み渡り、最高の気分。
もうあとは大倉に下るだけ。7kmもありますけど。。。
15時55分、花立山荘を通過。
16時25分、堀山の家を通過。
標高が下がると、桜が目立ってきました。
17時05分、見晴茶屋を通過。
17時30分、大倉に下りてきました。ヘッドライトを点けての下山を想定していたけれど、明るい時間に帰ってこれました。長くて最高の一日を過ごせたことに感謝。
登山者以外の観光客でも賑わう大倉バス停。17時48分発のバスに乗って、渋沢駅に向かいました。
渋沢駅前の居酒屋にて一人で打ち上げ。小田急線に乗って東京に帰りました。
<記録>
8時30分開始、17時30分下山(9時間)
距離21.5km・累積登り2245m