2023年3月21日 二百名山の毛無山に登った記録です
<端足峠から、朝霧高原越しに富士山を望む>
山梨県と静岡県にまたがる天子山塊。富士山の西、本栖湖に南に位置し、南北に細長く連なる山塊です。その代表的な山である毛無山・雨ヶ岳・竜ヶ岳を縦走しました。距離14.7km・累積登り1609mのロングコースです。
アクセス
6時25分 新宿駅発(JR)→ 7時50分 大月駅着
7時55分 大月駅発(富士急行線)→ 8時45分 富士山駅着
9時00分 富士山駅発(富士急バス)→ 10時20分 朝霧グリーンパーク着
このエリアは東京からのアクセスがあまり良くありません。登山口には、富士急行線の富士山駅・河口湖駅、またはJRの新富士駅からバスでアクセスできますが、始発バスは東京からでは間に合わず、次便バスに乗るしかありません。とにかく自宅から4時間半かかって、ようやく朝霧グリーンパーク入口に到着しました。
10時20分、登山開始。バス停からキャンプ場を突っ切って登山口に向かいます。祝日だったので、キャンプ場には次から次へと車が出入りしていました。前方に毛無山が見えます。
10時50分、麓登山口に到着。ここから本格的な登りです。
登り始めたものの、いまいち体の動きが良くない。寝不足だったし、アクセスに時間がかかったので既に疲れている。ゴールの本栖湖まで、かなり長いというプレッシャーもある。どんより雲がかかり、富士山も全く見えない。何より、毛無山までずっと急登。例えるなら日光男体山と同じぐらい辛いレベル。そんなこんなで気持ちに全く余裕がなく、1枚も写真を撮ることなく、ただ登り続けました。
13時00分、ようやく登りきって展望所に到着。ガスに覆われて、全く展望ありません。
13時10分、毛無山に到着。途中、今日は毛無山だけにして帰ろうかとも思いましたが、想定より早く着いたので、計画通り本栖湖まで縦走することに。毛無山は天子山塊の最高峰(1946m)なので、ここからは下り基調になります。
14時20分、雨ヶ岳に到着。展望ゼロ、登山者もゼロでした。
15時15分、端足峠に到着。雨ヶ岳と竜ヶ岳の間にある峠です。ここで一瞬東の雲がとれ、朝霧高原越しに富士山が見えました。今日富士山が見えたのは、この一度だけでした。
端足峠から、最終目的地の竜ヶ岳を目指して、笹の斜面を登ります。
毛無山を過ぎてから誰にも会いません。相変わらずガスの中を一人進みます。ここまで殺風景だと、これはこれで趣もあって良いんじゃないかと思えてきました。
15時50分、竜ヶ岳に到着。あとは本栖湖を目指して下山します。
17時10分、本栖湖バス停にゴールしました。
帰りは、本栖湖からバスで新富士駅に向かいます。バスの発車時間が18時26分なので、あと1時間以上ありますが、この日は火曜日で、あいにく近隣のレストランが全て休業日。寒いなか外のベンチで待つしかありませんでした。18時を過ぎると辺りも真っ暗に。バスは予定時刻になっても来ない。本当に来るんだろうかと心配になりながらも、15分程してようやくバスが来ました。新富士駅まで1時間半、そこからJRで東京まで、長い時間をかけて自宅に帰りました。
行きも帰りもアクセスが大変だったし、景観にも恵まれなかったので、この日は2023年で一番運のない登山でした。晴れていれば富士山の眺めも、縦走路の稜線も素晴らしいのだろうけど、また挑戦する気にはちょっとなれないなぁ。。
<記録>
10時20分開始、17時10分下山(6時間50分)
距離14.7km・累積登り1609m