2023年8月26日 百名山の鳳凰三山に登った記録です
<観音岳で日の出を迎える>
南アルプスの鳳凰三山。薬師岳・観音岳・地蔵岳の3つのピークを指します。私にとって、北岳に続いて2回目の南ア挑戦。夜叉神峠から登って、南御室小屋に一泊し、青木鉱泉に下山する、距離18.7km・累積登り1956mのコースを歩きます。

アクセス
07時00分 新宿駅発(あずさ1号)
08時27分 甲府駅着
09時05分 甲府駅発(バス)
10時20分 夜叉神峠登山口着
北岳の時にも乗った広河原行きのバスに乗り、夜叉神峠登山口で下車。トイレを済ませて、缶コーヒーを飲んでから、10時30分、登山開始。遅めの開始ですが、今日は南御室小屋までなので、のんびり歩きます。
登山口から1時間ほどで夜叉神峠に到着。
白峰三山の眺めが素晴らしいです。前回は体調不良で北岳しか登れませんでしたが、いつか白峰三山を縦走したい👍
14時25分、南御室小屋に到着。ここまでずっと樹林帯で、展望はほぼありせんが、森の空気が気持ち良く、歩きやすい道でした。
小屋にチェックイン。この日の宿泊者は14人と少なかったので、4畳の部屋を一人で使うことができました。小屋の外観は古く見えましたが、屋内は清潔で快適。おまけに小屋の外には本物の「南アルプスの天然水」が湧き出ていて飲み放題。アットホームで良い宿でした。
17時30分、夕食。この日はビーフシチュー定食でした。
20時、消灯・就寝 💤💤💤
3時過ぎ、起床。
3時30分、南御室小屋を出発して山頂を目指します。慣れないナイトハイクですが、他の登山者もちらほらいたので、心細くなることなく登れました。
4時30分、森林限界を越えて砂払岳に到着。ここから先は、眺めの素晴らしい稜線歩きを楽しめます。薄明に浮かぶ富士山とかなとこ雲。
前方に薬師岳が見えてきました。
夜もだんだん明けてきて、
まだ日の出まで時間があるので、次の山頂で見れるといいなと思いつつ、観音岳を目指します。左手には白峰三山、右手には八ヶ岳、振り返れば富士山が見える、最高のルート。
5時19分、観音岳に到着。ぎりぎり日の出に間に合いました。
観音岳山頂には、日の出を待っている方が15人ほど。皆さん感動の声を上げていました。いやぁ、本当に感動。周りの人も「すごい、すごい」としか言ってない(笑)それぐらい言葉にならない美しさ。
観音岳から北を眺めると甲斐駒ヶ岳。圧倒的な存在感。いつか絶対登りたい山です。
雲海に浮かぶ八ヶ岳。
6時40分、地蔵岳のオベリスクが近くに見える頃には、すっかり明るくなってきました。
お地蔵様の並ぶ賽の河原を経て、
7時00分、地蔵岳に到着。ここで稜線歩きはおしまい。めちゃくちゃ楽しかった。
下山は、ドンドコ沢ルートで青木鉱泉に向かいます。やや道が分かりにくく、2回ほど道を間違えました。ピンクテープがたくさん貼ってあるので、道が荒れ気味だと思ったら、地図を確認した方がいいです。
途中には4箇所ほど滝の見所も。左は五色ノ滝、右は南精進ヶ滝。大迫力です。


10時50分、青木鉱泉にゴール。最高に楽しかったし、怪我なく帰って来れて良かった。ここで日帰り入浴(1000円)して汗を流しました。
青木鉱泉からは1日4便バスが出ています。
12時15分発のバスに乗り、13時10分、韮崎駅に到着。韮崎駅から中央本線に乗り、甲府駅で途中下車して、駅前の郷土料理屋「小作」へ。北岳登山の帰りにも寄ったお気に入りの店。ビールを飲んで、ほうとうを食べ、最高の山旅を締めくくりました。
文句なしの快晴で、南アルプスの素晴らしさを堪能した二日間。特に、早朝のマジックアワーに見た光景は、宿泊登山でしか出会えない素敵なものでした。
記録
距離18.7km・累積登り1956m
