二百名山を気長に登るブログ

二百名山の制覇を気長に目指してます。公共交通機関を利用した縦走が好きです。

天狗岳:八ヶ岳縦走2日目、赤岳天望荘からの至高の縦走

2022年9月25日 二百名山天狗岳に登った記録です

<右に東天狗岳、左に西天狗岳を眺める>

八ヶ岳縦走2日目。この日は、赤岳天望荘から天狗岳まで、核心部の山々を縦走し、渋の湯に下りる計画です。はじめに書いておくと、下記のような経過タイムでした。

05:30 赤岳天望荘出発
06:20 横岳
07:30 硫黄岳
08:20 夏沢峠
09:20 根石岳
10:10 西天狗岳
13:10 渋の湯バス停到着

4時半に起床し、5時に朝食。ご飯と味噌汁はおかわり自由なので、腹一杯頂きました。

5時30分、赤岳天望荘を後にします。個室を利用したので、少し料金は高くなりましたが、料理も美味しく、居心地の良い山小屋でした。他の登山者と酒を飲みながら話した時間も楽しかった。山小屋ってこういう触れ合いがあるんだなぁと、印象を良くした体験でした。

5時38分、日の出。

朝焼けに染まる赤岳。その名の通り、赤い山肌。左奥には富士山も見えます。

まず横岳を目指します。

いつも日帰り登山ばかりの私にとって、早朝の稜線歩きは新鮮でした。朝焼けの美しさと、自然の静寂さ。宿泊登山でしか味わえない境地に至りました。

6時20分、横岳に到着。眼下には雲海が広がっています。


横岳から、硫黄岳方面の眺め。

横岳から赤岳方面の眺め。赤岳は、八ヶ岳の盟主らしく目立ってますね。さらに奥には、富士山と南アルプスが見えます。

次は硫黄岳を目指します。ちょっとスリリングな鎖場もあります。

硫黄岳の山頂は平坦な形をしていますね。早く歩くのはもったいないほどの景色。写真をたくさん撮りながら、のんびり歩きます。

7時30分、硫黄岳に到着。山頂は広々としています。

硫黄岳からさらに北へ向かいます。前方には根石岳天狗岳。さらにその左奥に蓼科山も見えます。

硫黄岳から夏沢峠を越えて、8時50分、根石岳山荘に到着。小腹も空いたので、山荘で手作りカレーを頂きました。めちゃくちゃ美味しかったです。食後、前方の根石岳を目指します。左奥に見えるのは西天狗岳です。

根石岳を越えて、二百名山にも選ばれている天狗岳へ。右の東天狗岳、左の天狗岳の順に進みます。白砂の登山道が特徴的です。

9時50分、東天狗岳に到着。

次は西天狗岳を目指します。

10時10分、西天狗岳に到着。赤岳天望荘から約5時間。進むのが勿体ないほどの至高の稜線歩きでした。ここで稜線歩きは終わり、渋の湯を目指して下山します。


西尾根を下りて、12時15分、唐沢鉱泉に到着。ここからバス停のある渋の湯まで、もう一山越える必要があります。苔の美しい、針葉樹林に戻ってきました。


13時10分、渋の湯にゴール。渋御殿湯で入浴しました。本来はここにバス停がありますが、この日は工事のため、1km先の臨時バス停に向かいます。14時55分発のバスに乗り、15時52分、茅野駅に帰還しました。

念願の八ヶ岳。ほとんど初めての山小屋泊。一泊二日の長距離縦走。私にとって、最大の目標を達成できた日であり、最高の思い出になった日でもありました。いまでも登山人生におけるハイライトです。

<記録>
距離20.8km・累積登り2275m(2日間合計)