2023年6月15日 百名山の安達太良山に登った記録です
<安達太良山の山頂>
福島県の百名山。東京から日帰り可能で、雪山登山としても人気のある山です。山名の由来はいくつか説があるようですが、安達郡の太郎(最高峰)という説が、個人的に分かりやすいと思います。そんな安達太良山。奥岳登山口から周回するコースが定番ですが、もう少し長い距離を歩きたかったので、表登山口から登り、奥岳登山口に下りることにしました。距離14.3km・累積登り1175mのコースです。
アクセス
6時04分 東京駅発(やまびこ51号)→ 7時23分 郡山駅着
7時47分 郡山駅発(JR東北本線)→ 8時00分 本宮駅着
8時05分 本宮駅発(タクシー4600円)→ 8時25分 表登山口着
本宮駅で、前日に予約しておいたタクシーに乗車。地元出身の運転手さんは、約60年前の小学校時代に学校遠足で安達太良山に登ったと話していました。
8時25分、表登山口から登山開始。現在は、ロープウェイのある奥岳登山口が安達太良山の玄関口のようになっていますが、昔はここから登るのが普通だったようです。先程の運転手さんも表登山口から登ったと言っていました。
しばらく樹林帯。マイナールートだけども、ちゃんとした歩きやすい道です。
10時00分、仙女平に到着。地図では「展望良い」と書かれていますが、この日はあいにくの天気。ガスが垂れ込め、展望は全くありません。天気予報で分かっていたものの、やっぱりテンションがいまいち上がらない。。。
仙女平を越えると、景色が開けてきます。
11時15分、奥岳登山口からの登山道と合流し、初めて登山者に会いました。同時に雨も強まってきたのでレインウェアを着用。雨水が川のように流れてきます。
もう少しで山頂。火山っぽい荒涼とした雰囲気が素敵ですが、
ガスで展望は全くありません(涙)
それでも高山植物には癒されました。特に目立っていたのは、妖しげなピンク色をしたイワカガミ。
11時50分、安達太良山に到着。登山口から3時間20分のタイムでした。
「乳首」と呼ばれる突起部分に登頂。こんな天気なので、山頂にも誰もいませんでした。
下山は、矢筈森とくろがね小屋を経由して、奥岳登山口に下りるルートを歩きます。
牛ノ背という稜線を歩いて、矢筈森へ。
蜂の辻というポイント。誰もいない荒涼とした空間を歩くのも、これはこれで登山の楽しみかもしれません。
くろがね小屋付近。
14時25分、奥岳登山口に下山。奥岳の湯に入浴しました。バス停近くに温泉があるのは本当にありがたいですね。いい温泉でした。
入浴後、レストハウスで休憩。あいにく食事の注文時間が過ぎてしまったので、ビールだけ飲みながらバスの時間を待ちました。
16時15分、奥岳登山口発のバスに乗り、17時00分、二本松駅に到着。駅前の居酒屋で一杯飲んで、JR東北本線で郡山駅に行き、新幹線で東京に帰りました。
天気予報で分かってはいたけれど、雨とガスで眺望全くなく、安達太良山の本来の魅力を10分の1も味わえなかったであろう日でした。すれ違った登山者もわずか6人。いつか天気の良い日に再訪したいです。
<記録>
8時25分開始、14時25分下山(6時間)
距離14.3km・累積登り1175m