2024年3月8日 二百名山の武奈ヶ岳に登りました
<武奈ヶ岳山頂の稜線>
2日間フリーの時間ができたので、遠征登山に行ってきました。行き先は、雪の心配も少なく、アクセスも便利、下山後のグルメも楽しみな関西。関西の山をちゃんと登るのは初めてなのでワクワクします。ということで、1日目に武奈ヶ岳(滋賀)、2日目に金剛山(大阪・奈良)に登る計画を立てました。
前日22時20分、新宿駅発の夜行バス「ツインクル号」に乗車。京都駅まで料金8300円。新幹線より安いし、早朝に到着できるので、私はよく夜行バスを利用しています。3列独立シートで快適に過ごせました。私は寝れないたちなので、あまり眠れませんでしたが・・・
5時40分、予定時刻より10分早く京都駅に到着。八条口の吉野家で朝飯を食べ、コインロッカーに不要な荷物を預け、コンビニで食糧を調達します。
6時45分、京都駅発のJR湖西線に乗って、比良駅に向かいます。たぶん湖西線に乗るのは初めて。車内アナウンスも関西(京都?)のイントネーションで、いろんなことが新鮮に感じます。滋賀県に入ると、右に琵琶湖、左に比良山系が見えてきました。
7時29分、比良駅に到着。学生さん(?)が4-5人降りていました。登山者は私だけです。
ここ比良駅から金糞峠経由で武奈ヶ岳まで往復する、距離15.2km・累積登り1313mのコースを歩きます。
しばらく車道を歩きます。前方には比良山系の山々。南北に約20km伸びる山塊で、大阪からも近い人気のエリア。関東で言えば丹沢のような存在でしょうか。目的地の武奈ヶ岳は、前衛の山があるためここからは見えません。
舗道が終わり、自然散策路のような山道になってきました。
8時15分、登山口の駐車場に到着。車は3台駐まっていました。先行者がいるようで一安心。
駐車場から15分ほど舗道を登ると、大山口の分岐点。左の「青ガレ・金糞峠」方面に進みます。
しばらく川沿いの道を進んだ後、
沢を渡ります。ここで6名グループを追い抜きました。それより先を歩いていた方はいなかったので、この日は私が先頭を歩くことになりました。
沢を渡ると、緩やかモードから一変して、ガレ場の急登が始まります。ここから金糞峠までが、コース上で一番キツいかもしれません。
9時30分、金糞峠(かなくそとうげ)に到着。「きんふん」と読むのかなと思っていましたが、違うんですね・・・ 鉱石を精錬する際に出る滓を「かなくそ」と呼ぶらしく、それが峠名の由来に関係あるとかないとか。
金糞峠を越えると雪道になったため、チェーンスパイクを着用。木橋を2回ほど渡ります。
膝の辺りまで積雪がありましたが、幸い、昨日歩いた方のトレースが残っていたので迷うことなく歩けました。トレースがなかったら無理だったかも。ありがたいです。
標高が上がるとブナ林に。
樹林帯を抜け、開けたところに出てきました。
10時35分、コヤマノ岳に到着。琵琶湖を見下ろすことができます。
コヤマノ岳を過ぎたところで、初めて武奈ヶ岳の姿が見えました。
山頂までラストの登り。
登りきったところで、絶景の稜線に出ました。山頂の標識はこの先です。冷たい強風が吹き付けてきます🥶
11時00分、武奈ヶ岳山頂に到着。標高は1214m。比良駅から3時間半のタイムでした。休日は沢山人がいるはずですが、この日は私だけ。全方位の展望を楽しみます。
山頂から西の眺め。
山頂から東の眺め。コヤマノ岳越しに琵琶湖が見えます。右奥には蓬莱山。
山頂で昼食をとりたかったのですが、強風が吹き付けて猛烈に寒いため、来た道を戻って下山します。
コヤマノ岳に戻ると、霧氷は溶けかかっていました。
金糞峠まで下りてきました。前方に琵琶湖を眺めながら、ガレ場の歩きにくい道を下ります。
14時00分、比良駅にゴール。比良山系の山々を振り返って一息つきます。距離と標高の割にはなかなかハードな山でした。晴れたり・雲ったり・雪が舞ったり・雨が降ったりと目まぐるしい天気でしたが、無事に帰って来れてよかった。
<記録>
7時30分開始、14時00分下山(6時間30分)
距離15.2km・累積登り1313m
翌日は金剛山に登るため、電車で大阪のホテルに向かいます。湖西線は琵琶湖を眺められて良い電車ですね。
京都駅でコインロッカーに預けた荷物を回収して、大阪・阿波座のホテルへ。風呂に入ってから、近くの暖家という店に入りました。
牛串と出汁巻き卵を頂いた後、もつ鍋1人前を注文。美味しいし、しかもリーズナブル。大阪らしい店の雰囲気もよかった。明日の金剛山を前に、良い一晩を過ごせました。後編に続く。