二百名山を気長に登るブログ

二百名山の制覇を気長に目指してます。公共交通機関を利用した縦走が好きです。

赤岳:八ヶ岳縦走1日目、美濃戸口から赤岳天望荘へ

2022年9月24日 百名山の赤岳に登った記録です

<朝焼けに染まる赤岳>

一泊二日で登山できるならココと決めていた八ヶ岳。登山を始めたばかりの頃、長野県の飯盛山から八ヶ岳を眺めたとき、「あんな山に登れる日が来るんだろうか」と思ったことを今でも覚えています。それ以来、憧れナンバー1の存在でした。山小屋に泊まるのも、13年前の富士山のとき以来、人生2回目。計画段階から胸が高鳴ります。

1日目は、美濃戸口からスタートし、赤岳に登って、赤岳天望荘に宿泊。2日目は、横岳・硫黄岳・天狗岳と縦走し、渋の湯に下山。合計で距離20.8km・累積登り2275mの縦走コースです。

アクセス
7時00分 新宿駅発(あずさ1号)→ 9時07分 茅野駅
9時25分 茅野駅発(バス)→ 10時00分 美濃戸口着

10時00分、美濃戸口バス停に到着。ここで下車したのは私含め5人でした。さあ、ここから長旅がスタート。心が躍ります。

11時00分、美濃戸山荘に到着。赤岳鉱泉に向かう北沢コースと、行者小屋に向かう南沢コースの分岐点。私は南沢コースを進みます。

行者小屋まで、約2時間、針葉樹林の原生林を歩きます。岩々にはびっしり苔が生えていて、山全体が美しい緑色をしています。

行者小屋に到着して昼食をとった後、文三郎尾根から赤岳を目指します。けっこう険しい登りで、階段もかなり急。岩もゴロゴロしているので、念のためヘルメットを被りました。

鎖場も出てきますが、難易度は高くありません。もう少しで赤岳山頂。

14時30分、赤岳山頂に到着。登山開始から4時間半のタイムでした。標高は2899m。残念ながらガスがかかって眺望はありません。

山頂から20分ほど下った稜線上に、宿泊先の赤岳天望荘があります。稜線を境に、東は雲がかかり、西は晴れ渡っています。

15時00分、赤岳天望荘に到着。久しぶりの山小屋で、大部屋では眠れない不安があったため、個室を利用しました。1泊2食付きで16000円です。部屋に荷物を置いて、売店でビールを買い、小屋の外へ。他の宿泊者も、ベンチに座って景色を眺めています。会話をしてみると、福岡から車で来られた方もいました。夕暮れのアルプスを眺めながら、あれは槍ヶ岳だの何だのと山談義。初対面の方々と、楽しい時間を過ごせました。

17時に夕食。名物のローストチキン。ご飯はおかわり自由。山小屋でこんなに美味しい料理を頂けるというのは驚きでした。お酒も豊富に置いてあります。

夕食後、再び外に出ると、だいぶ日が暮れてきました。前方には翌日向かう横岳。

背後には赤岳。山頂に赤岳頂上山荘の灯りも見えます。

この後、しばらく談話室で過ごした後、20時頃に就寝しました。翌日は横岳方面へ縦走します。続く。