2024年6月27日 二百名山の岩菅山に登りました
<裏岩菅山から岩菅山に至る稜線>
夜行バスを利用して、志賀高原の岩菅山に登りました。平地ではもう真夏の暑さでしたが、高原らしい涼しい登山ができました。
アクセス
23時35分 新宿駅発(夜行バス)
05時05分 長野駅着
06時15分 長野駅発(長野電鉄)
07時32分 湯田中駅着
08時30分 湯田中駅発(長電バス)
09時20分 一の瀬着
早朝5時、長野駅に到着。高妻山に登ったときも同じ夜行バスを利用しました。公共交通機関利用の登山者にとっては、頻繁に利用する駅ですね。
始発電車まで時間があるため、東口から10分ほど歩いた所にある松屋で朝食。やや遠いですが、長野駅周辺は早朝営業の店は少ないので、ここまで歩くしかありません。
7時32分、長野電鉄の終点、湯田中駅に到着。東京では真夏日となりましたが、ここは志賀高原の麓。標高600mの地点にあるので随分涼しい♪
志賀高原行きのバスまで1時間ほどあるので、駅前で暇潰し。無料の足湯がありますが、残念ながら10時からしか入れないみたい。ローソンで食糧を調達して、静かで爽やかな空気の中、ベンチでバスを待ちます。
8時30分、湯田中駅発のバスに乗車。乗客は4人で、うち2人は途中のスノーモンキーパークで下車。志賀高原まで来たのは2人だけでした。9時、志賀高原山の駅に到着。
山の駅で奥志賀行きのバスに乗り換えます。このバスに乗ったのは私一人だけ。志賀高原にはホテルも沢山ありますが、ほとんど人のいる気配がなく、閑散としているのに驚きました。スキーシーズンは賑わっているかもしれませんが、少子化・労働力不足・インフラ維持の難しさ・鉄道バス会社の経営難など、地方が抱える問題を踏まえると、こうしてバスを利用して登山できる機会は確実に減っていくだろうと思います。
そんなことを思いながらバスに乗り、9時20分、一の瀬バス停に到着。
ここから裏岩菅山まで往復する、距離16.4km・累積登り1036mのコースを歩きます。
ゲレンデを横切り、用水路沿いの登山道へ。
9時50分、小三郎小屋跡に到着。聖平登山口からのルートとの合流地点です。
10時10分、山頂まで3/4の地点、上条堰取水口に到着。アライタ沢を渡る気持ちの良いポイントです。
上条堰取水口までは平坦な道でしたが、ここから登りになります。ただ傾斜はそれほどキツくなく、整備された歩きやすい道が続きます。
10時40分、山頂まで2/4の地点に到着。左前方に岩菅山が見えてきました。
11時05分、山頂まで1/4の地点、ノッキリに到着。休憩用のベンチもあります。
ノッキリから先は岩菅山への稜線。山頂直下のガレ場の急坂を登って、
11時30分、岩菅山に到着。標高2295m。残念ながらガスで展望はすっきりしません。
岩菅山から、もう少し足を伸ばして裏岩菅山に向かいます。
ガスが晴れるのを期待しますが、
結局晴れることはなく、、
12時15分、裏岩菅山に到着。標高は2341mで、岩菅山よりも高い標高です。
西を眺めると焼額山。スキー場だと一目でわかる山肌をしています。
裏岩菅山で昼食をとってから、岩菅山に戻ります。
時折雲が流れて、綺麗な稜線も少し楽しむことができました。
岩菅山に到着後、一の瀬を目指して下山します。
アライタ沢まで下りてきました。ここで靴と靴下を脱いで足をアイシング。夏場の冷たい川は気持ちいいし、疲労の蓄積も軽減してくれるので、最近はいつも下山時にアイシングしています。
用水路沿いの道に戻ってきました。この上条堰は明治初期に完成した用水路で、距離は23km。今でも農業用水として利用されているようです。取水口から数kmにわたってほぼ平坦な道が続きますが、僅かな傾斜をつけて水が流れるようにしてある土木技術が見事です。
15時15分、一の瀬バス停にゴール。バス停脇の待合室には自販機とトイレもあります。
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16時04分、一の瀬から急行バスに乗車。行きは、長野駅から電車とバスを乗り継ぐので時間がかかりましたが、帰りは急行バスで一気に長野駅まで帰ることができます。非常に便利なバスですが、乗客は私と、途中スノーモンキーパークから乗ってきた外国人観光客3名のみ。ちゃんと経営が成り立つんだろうか?と、行きと同じ心配をしながら長野駅に戻りました。
17時30分、長野駅に到着。構内のナカジマ会館でそばを食べてから、新幹線に乗って東京に帰りました。
移動が長すぎて、この日は登山というよりも、電車とバスに乗りに来た感じ。それでも静かで涼しい志賀高原を味わうことができました。
<記録>
9時20分開始、15時15分下山(6時間)
距離16.4km・累積登り1036m