二百名山を気長に登るブログ

二百名山の制覇を気長に目指してます。公共交通機関を利用した縦走が好きです。

雲取山:奥多摩の最奥、雪の鴨沢ルート日帰り登山

2022年1月22日 百名山雲取山に登った記録です

<七ツ石山から雲取山を望む>

東京在住で、奥多摩から登山を始めた私にとって、東京都最高峰かつ奥多摩のボス的存在の雲取山は、当初から「登りたい山リスト」の筆頭でした。奥多摩の主要な山々を登り、中ボス的存在の鷹ノ巣山をクリアしたあと、いよいよ残すは雲取山。しかし、コースタイムは約10時間。日帰りは厳しいと思っていましたが、前泊すれば行けそうと分かり、立川に前泊してチャレンジしました。

アクセス
4時47分 立川駅発(JR)→  6時00分 奥多摩駅
6時05分 奥多摩駅発(バス)→  6時45分 鴨沢着

鴨沢を起点に山頂まで往復する、距離22.7km・累積登り1756mのロングコースです。

早朝6時45分、鴨沢バス停からスタート。

この時間からスタートすれば、暗くなる前に戻ってこれそう。空にはまだ月が懸かっています。

山頂まで距離はありますが、勾配は全体的に緩やかで、最後まで歩きやすい道が続きます。

また、その昔、朝廷軍に追われる平将門がこの鴨沢ルートを通ったという伝説があり、鴨沢から七ツ石山の区間には、悲話を伝える看板が10個ほど立っています。一行が自炊した「釜場」、鎧を脱いで休んだ「堂所」など、帯同する一族を気にかけながらの逃避行を、追体験するように歩くのも面白いです。

10時00分、七ツ石山に到着。登山口から3時間15分かかりましたが、まだ先はあります。これから向かう雲取山とその稜線を眺めて出発します。

七ツ石山から雲取山へは、開放的な稜線歩き😀 冬の澄んだ空気が気持ちよく、富士山も綺麗に見渡せます。同時に雪量が増えたため、チェーンスパイクを履きました。急斜面がないので、雪山経験の少ない私でも、特に問題なく歩けました。

山頂まであと少し。

11時30分、雲取山に到着。登山口から約5時間かかりました。長かったけれど、開放的で歩きやすい道だったので、あまり疲労はありません。山頂は多くの登山者で賑わっていました。

山頂で昼食をとった後、同じルートで下山します。

15時30分、鴨沢に下山。下山タイムは3時間半でした。バスの発車まで30分ほど時間があったので、バス停横の軽食屋木漏れ日でビールを飲んでひと休み。最高の一日となりました。

<記録>
6時45分開始、15時30分下山(8時間45分)
距離22.7km・累積登り1756m