2023年1月9日 二百名山の越前岳(愛鷹山)に登った記録です
<越前岳山頂付近からの富士山の眺め>
東日本には富士山が美しく見えるポイントが数知らずありますが、とりわけ山梨・神奈川・静岡からは、迫力のある富士山を間近に捉えることができます。葛飾北斎の「富嶽三十六景」でも、江戸を別にすれば、この3県からの作品が大半を占めていますね。
今回向かったのは、静岡県の東部、富士山の南に広がる愛鷹山塊。その最高峰の越前岳に登りました。私がこれまで登ったなかでは、富士山を眺めるには最良の山の一つだと思います。愛鷹登山口から登り、十里木に下る、距離9.2km・累積登り953mの定番コースを歩きました。
アクセス
6時40分 新宿駅発(ふじさん1号)→ 8時13分 御殿場駅着
8時30分 御殿場駅発(バス)→ 8時59分 愛鷹登山口着
9時00分、愛鷹登山口でバスを下車し、登山スタート。私含め4人が下車していました。ここから山神社まで、しばらく舗道を歩きます。
山神社から山道に入り、本格的な登りが始まります。
9時50分、富士見峠に到着。左に進むと越前岳ですが、今日は右に進んで、黒岳に寄り道します。
黒岳付近には立派な天然杉が所々に聳え立っています。普段目にする杉は、びっしりと植林された人工杉ばかりなので、まばらに生えた天然杉は新鮮な感じ。静かで良い雰囲気です。
10時05分、黒岳山頂に到着。
黒岳からの富士山の眺望。間に遮るものなく、抜群の眺めです。富士見峠から黒岳まで15分ほどかかりますが、天然杉の山道と、富士山の眺望を楽しめるので、良い寄り道でした。
黒岳を後にし、来た道を戻って越前岳を目指します。
11時20分、富士見台に到着。ここは旧紙幣(50銭紙幣)が描かれたポイント。同じ構図で撮影してみました。
富士見台を越えると、越前岳まであと少しです。
11時45分、越前岳に到着。標高1504m。登山開始から2時間45分のタイムでした。広い山頂で、10名ぐらいが休憩しています。
山頂からの眺め。北は富士山、南は富士市と駿河湾の眺めが綺麗です。
昼食後、北側の十里木へ下山します。この下山ルート、登山道が侵食されていて結構歩きにくいのですが、真正面に富士山があるのは嬉しいところ。ずっと富士山を見据えながら下山します。
13時00分、十里木展望台に到着。十里木バス停まであと10分ほどです。バスの発車時間まで余裕があるので、しばらく脇の草原に寝転んで富士山を眺めていました。展望台には観光客も階段を登ってちらほらやって来ます。麓のゴルフ場から、ゴルファーの声も響いてきます。空は青く、富士の眺めはいつまでも完璧でした。
十里木の駐車場に下山。そこから少し歩いたところにある十里木バス停から13時45分のバスに乗り、14時28分、御殿場駅に到着。JRに乗って帰宅しました。
<記録>
9時00分開始、13時30分下山(5時間30分)
距離9.2km・累積登り953m