二百名山を気長に登るブログ

二百名山の制覇を気長に目指してます。公共交通機関を利用した縦走が好きです。

九重山:大分旅行後編、壮大な九重連山を縦走

2023年2月25日 百名山九重山に登った記録です

<坊ガツルから中岳を望む>

前日の由布岳に続き、九州登山。この日は九重山に登ります。くじゅう登山口(長者原)から九重連山をぐるっと歩いて牧ノ戸峠に下りる、距離15.7km・累積登り1144mのコースを歩きました。

6時30分、起床。温泉に入って、7時00分に宿をチェックアウト。今回宿泊した寒の地獄温は、食事も温泉もおもてなしも最高の旅館でした。もう九州というか日本の旅館の素晴らしさが凝縮した宿。また九重に来ることがあれば必ず再訪したいです。

宿から車道を10分歩いて、長者原くじゅう登山口に到着。まず雨ヶ池を目指します。タデ原の木道が良い雰囲気。この日の後半は、雲がかかって景色は楽しめませんでしたが、早朝はいい天気でした。

木道を過ぎると広葉樹の林に入ります。雪量も増え、チェーンスパイクを着用しました。

8時00分、お腹も空いて来たので、旅館にご用意頂いた弁当で朝食。おにぎり二個・分厚い焼鮭・甘い玉子焼き・ウインナー・沢庵・キャンディと一口チーズ。最高の弁当でした。

8時30分、雨ヶ池に到着。ここから坊ガツルまで、木道が敷かれた湿地帯を歩きます。このコース上で、一番素敵なポイントかもしれません。

9時10分、坊ガツルに到着。三俣山・大船山・中岳などに囲まれた平原です。まだまだ序盤ですが、ルートに変化があって大変面白い。山や平原を縫うようにして、壮大な九重連山を歩きます。

9時30分、法華院温泉山荘に到着。九重連山は広いので、ここに宿泊して1泊2日で楽しむのも最高だと思います。売店が営業していたので、飲み物と軽食を補給しました。

法華院温泉から、北千里浜を目指してガレ場の急坂を登ります。

10時15分、北千里に到着。ここは諏我守から久住わかれに至る、周囲を山に囲まれた平地です。登山者も少なく、雪とガスが垂れ込め、自然の恐さを感じさせる空間でした。後で調べたところ、過去に大きな遭難事故があった場所のようです。

法華院温泉から北千里浜までは、ほとんど誰にも会いませんでしたが、避難小屋もある久住わかれに着くと、牧ノ戸峠からの登山者と合流しました。ここから中岳を目指します。途中、眼下に見えるのは凍った御池。

11時30分、中岳に到着。九州本土最高峰の標高1791mです。登山開始から4時間半のタイムでした。

12時30分、久住山に到着。強風で寒いため早々に退散しました。

久住わかれに戻って振り返ると、わずかな晴れ間に久住山が見えました。ここから牧ノ戸峠を目指して下山します。

13時40分、沓掛山に到着。振り返ると星生山が見えます。

14時00分、無事、牧ノ戸峠に下山しました。

レストハウスで休憩してから、14時41分、牧ノ戸峠発の九州横断バスに乗り、16時13分、阿蘇駅に到着。バスからは阿蘇山が綺麗に見えました。阿蘇は次の機会に登ってみたいです。それからJR豊肥本線に乗って、熊本駅に到着しました。(注.九州横断バスで熊本駅まで行けます。私は電車の方が好きなので阿蘇駅で下車しました)

 

この日は熊本市内のホテルに宿泊しました。熊本といえば、馬刺しとラーメンでしょう。夜の繁華街に繰り出して、居酒屋2軒とラーメン屋1軒ではしご酒。いい旅の締めとなりました。

九州に来て、由布岳九重山と、こんなにガッツリ雪山だったのは予想外でしたが、山と酒と温泉で、大分&熊本を満喫できた旅行でした。

<記録>
7時00分開始、14時00分下山(7時間)
距離15.7km・累積登り1144m