二百名山を気長に登るブログ

二百名山の制覇を気長に目指してます。公共交通機関を利用した縦走が好きです。

高千穂峰:九州旅行3日目、天孫降臨伝説の地へ

2024年1月5日 二百名山高千穂峰に登りました

<山頂の天ノ逆鉾

九州旅行3日目。この日は、霧島を代表する2つの山、高千穂峰韓国岳に登る計画です。

前日は、霧島温泉郷のホテルに宿泊しました。冬の時期、霧島山間部は積雪や路面凍結することがあり、レンタカーではアクセスできない恐れもあったため、バスでも登山口に行ける霧島温泉郷を宿泊地にしました。結果的には、この日は暖かく道路状況は全く問題がなかったため、レンタカーで移動しました。

ホテルをチェックアウトして、まず高千穂峰の登山口である高千穂河原に向かいます。ここから山頂までピストンするルート。距離5km・累積登り625mのコースです。

 

高千穂河原ビジターセンターの有料駐車場(500円)に駐車。8時05分、登山開始。スタート時点から高千穂峰を仰ぐことができます。いい天気です。

少し歩いて霧島神宮古宮趾に到着。現在の霧島神宮は山の麓に鎮座していますが、1234年の大噴火までこの地にあったとのこと。

古宮趾の脇を石段を登ると、早速見晴らしの良い場所に。ここから御鉢に向かって急坂を登ります。山腹は火山礫に覆われ草木がほとんどないので、開放的で壮快な気分になります。

御鉢のふちに到着。奥に高千穂峰。振り返ると、桜島をはじめ鹿児島の山々を見渡すことができます。

圧巻の噴火口。この火山特有の荒涼とした雰囲気が大好き。

御鉢を半周ほどして、いよいよ高千穂峰に向かいます。

御鉢と高千穂峰の間にある背門岳。霧島神宮は788年の御鉢の噴火までこの地にあったとのこと。エピソードの歴史が古いです。

 

9時20分、山頂に到着。山頂直下は、ガレ場の急登で結構大変でした。山頂は360度の好展望。ここにかの有名な天ノ逆鉾が突き刺さっています。坂本龍馬が新婚旅行でここを訪れた際、逆鉾を引っこ抜いたという逸話があります(姉に送った手紙に書いている)

山頂から南方面の眺め。桜島が見えます。

霧島連山の最高峰、韓国岳を望む。ここから縦走できたら最高なのでしょうが、間にある新燃岳が火山活動により立入禁止のため、残念ながら今は縦走できません。

同じルートを下山します。急なザレ場で登山者も多いので、落石しないよう要注意。

10時30分、高千穂河原に下山しました。

天孫降臨の伝説や、龍馬・おりょうの新婚旅行など、エピソード豊富な高千穂峰。登ってみても、抜群の景色と、火山特有の荒涼とした雰囲気を楽しめます。霧島最高峰の韓国岳にも劣らない最高の山でした。

<記録>
8時10分開始、10時30分下山(2時間20分)
距離5km・累積登り625m