二百名山を気長に登るブログ

二百名山の制覇を気長に目指してます。公共交通機関を利用した縦走が好きです。

高妻山:精悍な山容!渡渉あり・岩場あり・紅葉ありの変化豊かなルート

2023年10月12日 百名山高妻山に登りました

高妻山の山頂>

長野県の北部、北信エリアに位置する高妻山。長野県の山のグレーディングでは、技術的難易度が高いD評価。気を引き締めて挑戦します。ルートは、戸隠牧場を起点に、登りは一不動経由の大洞沢コース、下りは弥勒尾根の定番コース。距離12km・累積標高1484mと、厳しい登りが続きます。

東京からの日帰りも不可能ではないものの、時間の余裕がなくなってしまうので、夜行バスを利用しました。3列独立シートで、料金は3800円。非常にリーズナブルです。

23時35分 新宿駅発(夜行バス)→  5時10分 善光寺大門着(長野駅
07時00分 長野駅発(バス)→  8時15分 戸隠キャンプ場着

早朝5時に長野駅に着いてしまい、バス発車の7時まで何もすることがないので、善光寺でバスを降りて少し観光しました。本堂は早朝でも開いていて、地元の人がお参りしていました。赤くライトアップされた参道も素敵です。


長野駅発のバスで戸隠キャンプ場へ。バスは満員でしたが、大半は戸隠奥社で下車した観光客の方でした。8時30分、登山開始。奥に見えるは戸隠山

のどかな牧場を歩きます。

登山口から一不動までは、渡河するポイントがいくつもあります。この日は水量が多くなかったので問題ありませんでしたが、それなりに緊張を要する道です。

滑滝。鎖場ですが、しっかり足場があるので問題ありませんでした。

帯岩。岩が濡れていましたが、左手で鎖を持ちながら着実に歩けば、ここも問題ないかと思います。

このルート唯一の水場。めちゃくちゃ美味い!

弥勒から高妻山が見えてきました。右側の稜線が登山道。見てわかるように、山頂付近で斜度がグッと上がります。

飯縄山がよく見えます。冬になったら雪山登山したい山。

九勢至から高妻山を望みます。ここからが一番体力を使うところ。

九勢至から十阿弥陀まで、ほんとにキツい急登はラスト15分ぐらい。「ここで本気出してくるのかよ・・・」と独り言がこぼれました。登り終えて十阿弥陀に到着。12時15分、登山開始から4時間で山頂に到着しました。

山頂から戸隠山方面の眺め。景色を味わってから下山します。

九勢至まで下りて、山頂を振り返る。

七薬師から高妻山を振り返ります。山頂が尖っていて、姿が精悍なんですよね。この日は曇り気味だったのですが、時折振り返っては、雲の切れ間から現した姿を写真に撮っていました。

下山は弥勒尾根から。こちらは鎖場はありません。泥濘が多かったけど、そこまで酷くはありませんでした。

15時00分、下山。ルートが変化に富んでいて、大満足の登山でした。

戸隠牧場に蕎麦屋が2軒ぐらいあったのだけど、下山したときには両方とも閉店(泣)仕方なく長野駅に戻って駅ビル内の草笛へ。約15年ぶりに、このくるみ蕎麦を味わえた。

この日出会った登山客は20名ほど。山慣れした年配の方が多く、このロングコースを歩く足腰はすごいなと思いました。山歩きも、長野・善光寺の街歩きも楽しめて良い一日でした。

<記録>
8時30分開始、15時00分下山(6時間30分)
距離12km、累積標高1484m