二百名山を気長に登るブログ

二百名山の制覇を気長に目指してます。公共交通機関を利用した縦走が好きです。

赤城山:雪山入門におすすめの百名山

2021年3月27日 百名山赤城山に登った記録です

地蔵岳山頂からの黒檜山の眺め>

群馬県のシンボル的存在の赤城山榛名山妙義山とともに上毛三山と呼ばれています。ちなみに「赤城山」とは、火山湖の大沼(おの)を取り巻く、黒檜山・駒ヶ岳地蔵岳などの山々の総称。隣にある榛名山も同じような形で、兄弟のような存在ですね。今回は、あかぎ広場を起点に黒檜山・駒ヶ岳に登り、そこからさらに地蔵岳まで足を伸ばす周回ルートを歩きました。距離9.5km・累積標高900mのコースです。

アクセス
8時45分 前橋駅発(バス)→  10時00分 あかぎ広場着

10時00分、登山開始。湖の中に鎮座するのは赤城神社。しばらく舗道を歩いて、黒檜山登山口に向かいます。

黒檜山登山口から登りが始まります。30分ほどで雪と氷が増え、チェーンスパイクを着用。私にとって、この日がチェーンスパイクの初経験でしたが、「こういう風に歩けばいいんだな」と感覚を掴めた登山でした。黒檜山は、樹林に覆われ、険しい箇所もなく、距離も短いため、雪山入門に最適だと思います。

11時30分、黒檜山に到着。バス停から1時間半のタイムでした。赤城山で最も標高が高いのがこの黒檜山(1828m)なので、標識にも目立つように赤城山と書かれています。

山頂の標識に「絶景スポット2分」と書いてあるので、寄り道してみます。

絶景スポットに到着。確かにいい景色です。ここで昼食をとりました。

昼食後、黒檜山を南下して、駒ヶ岳に向かいます。

前方に駒ヶ岳、右には大沼越しに地蔵岳(?)が見えます。

12時45分、駒ヶ岳に到着。

駒ヶ岳からさらに南下。黒檜山と駒ヶ岳には沢山の人がいましたが、これ以南は一気に人が少なくなります。籠山を越えると、一般道も通っている赤城公園の駐車場に出ました。13時45分、鳥居峠。展望ポイントです。

鳥居峠から小沼沿いを歩き、地蔵岳へ向かいます。

14時30分、地蔵岳到着。赤城山の中で、黒檜山に次いで2番目に高い標高(1674m)です。ここもほとんど人がいませんでしたが、山頂は広々しています。大沼越しの黒檜山の眺めが素晴らしいです。

地蔵岳から下山。本当は山頂の北側から大沼方面に下ろうとしましたが、積雪で道が分からなかったので断念。八丁峠まで引き返し、山腹を30分ほど歩いてビジターセンターに到着しました。

バスの出発時間まで1時間あったため、蕎麦屋風の庵で休憩。古民家風のお店で、つまみも美味しく、いい時間を過ごせました。

16時40分、ビジターセンター発のバスに乗車。車窓から満開の桜を眺めつつ、18時00分、前橋駅到着。在来線で高崎駅に行き、高崎名物の駅弁とりめしと日本酒赤城山を購入。東京までの新幹線も贅沢な時間を過ごしました。

赤城山百名山の中でも登りやすい山。雪山登山の入門としてもお勧めできる山です。

<記録>
10時00分開始、15時30分下山(5時間30分)
距離9.5km・累積標高900m