二百名山を気長に登るブログ

二百名山の制覇を気長に目指してます。公共交通機関を利用した縦走が好きです。

荒船山:立岩のスリル!星尾から市野萱への縦走

2022年11月10日 二百名山荒船山に登った記録です

<星尾集落から立岩を見上げる>

東京から上越線に乗って高崎に近づくと、左の車窓に西上州の山々が見えてきます。なかでも目を惹くのが、ギザギザの妙義山と、台形の荒船山ではないでしょうか。そんな「荒海を行く船のような山」の荒船山と、岩場で有名な立岩(たついわ)を組み合わせて縦走しました。距離14.7km・累積登り1298mのコースです。

ちなみにこのコース、公共交通機関を使って北から南へも縦走できますが、時間の余裕が欲しいこと、岩場は登りメインにしたいこと、下山後に温泉に入りたいことから、行きだけタクシーを利用する、南から北へのコースを計画しました。

アクセス
6時08分 東京駅発(とき301号)→ 6時57分 高崎駅
7時10分 高崎駅発(上信電鉄)→ 8時15分 下仁田駅
8時20分 下仁田駅発(タクシー6000円)→ 8時50分 星尾着

高崎駅から、上信電鉄に乗って下仁田駅に向かいます。初めて乗る電車でワクワク。

下仁田駅に到着後、タクシーで立岩登山口に向かいます。登山口までも行けますが、お金を節約したいし、麓の町も歩いてみたかったので、星尾で下車。乗車時間30分、料金6000円でした。ここから登山口まで、星尾集落を約2km歩きます。

見上げると立岩の勇ましい姿。見るからに切り立った岩山。登れるかなと少し不安になりつつ、下仁田ネギが植えられた道沿いを歩きます。

線ヶ滝に着いたら、すぐ先が登山口です。9時30分、登山口に到着。5台ほど駐められる駐車場があり、この日は2台駐まっていました。


しばらく樹林帯を歩くと、段々と岩々しい道になってきます。急なザレ場を、鎖を掴みながら登ります。

岩場を上がる鎖場。難しくはないものの、右側が断崖のため、軽度の高度恐怖症の私にはやや恐いところ。

10時40分、立岩に到着。鎖場あり・痩せ尾根ありの、緊張感のある道でした。北を眺めると、これから登る山々。三角に突き出た山が、荒船山の南端にある経塚山です。さらにその奥には浅間山

立岩から荒船山を目指します。ここも鎖場。両側が切り立っているので緊張感はありますが、三点支持を心がければ問題なく登れます。

振り返ると立岩。こんな形をしているのですね。

11時20分、威怒牟畿(いぬむぎ)不動分岐点に到着。経塚山まであと1時間です。

12時20分、荒船山の南端にある経塚山(行塚山)に到着。ここで初めて登山者に出会いました。

荒船山の山頂は、南北1400m・東西400mの平坦な溶岩台地。まるで平地を歩いているような錯覚に陥ります。

荒船山の北端にある艫岩に到着。ここは北側の眺望が抜群で、浅間山が見えます。景色を楽しんだあと、相沢ルートで市野萱に下山します。

14時30分、荒船の湯にゴール。ここから下仁田駅までバスが出ていますが、15時44分の発車まで時間があるため、立ち寄って入浴。

入浴後、刺身蒟蒻をつまみに一杯🍺

15時44分、荒船の湯前発のバスに乗って、下仁田駅へ戻ります。

16時12分、下仁田駅に到着。電車の発車時間まで、駅周辺をブラブラしました。ノスタルジックで落ち着いた街並み。看板が出ているコロムビアという店はすき焼き屋らしく、食べログでも高評価。行ってみたかったけど、帰りが遅くなりそうなので、諦めて帰りました。

下仁田駅から上信電鉄に乗り高崎駅へ。高崎駅で大好きな高崎の鶏めしを買い、新幹線内で食べながら東京に帰りました。

<記録>
8時50分開始、14時30分下山(5時間40分)
距離14.7km・累積登り1298m