二百名山を気長に登るブログ

百名山(59/100)と二百名山(51/100)の登山記録を紹介します

浅間山:これぞ百名山の風格!

2021年8月26日 百名山浅間山に登った記録です
<山頂部の火口淵>

長野と群馬の県境に位置する浅間山。上信エリアの山に登ると、その噴煙上げる姿がどこからでも見える山です。存在感、火山特有の景観、古くから信仰され記録されてきた歴史。百名山の中でも特に第一級の山ではないでしょうか。

今回歩いたのは、高峰高原の車坂峠を起点にピストンするルート。浅間山の山頂(2568m)は規制で立ち入りできないため、前衛の前掛山(2524m)がゴールとなります。距離11.5km・累積登り1290mのコースです。

アクセス
6時52分 東京駅発(あさま601号)
8時15分 佐久平駅
8時25分 佐久平駅発(JRバス)
9時20分 高峰高原ホテル前着

9時30分 車坂峠からスタート。帰りのバスは、16時19分の便しかないため、この時間までに戻る必要があります。

樹林帯を歩いて、10時20分、トーミの頭に到着。浅間山がドンッと姿を現しました。左右対称の整った形。迫力も満点です。

ここから黒斑山方面に第一外輪山を歩くコースと、草すべりを下るコースに分かれます。今回は時間の余裕がないため、最短ルートの草すべりを選びました。それにしても、この草すべり、ものすごい急降下。帰りの登り返しが大変そうです。

11時00分、草すべりの急斜面を下りて、湯ノ平分岐に到着。

湯ノ平から、いよいよ前掛山への登りに差し掛かります。賽の河原というポイントを過ぎると、火山特有の荒涼としたザレ場に。

ザレ場の歩きにくい急登を経て、

12時10分、標高2430mの避難壕に到着しました。

ここで登りはひと段落し、火口の淵を歩いて前掛山の山頂に向かいます。この景色、まるで別惑星を歩いているような気分になりました。

12時30分、前掛山の山頂に到着。登山口から3時間のタイムでした。山頂という感じはなく、火口の淵の行き止まりといった感じです。「浅間山」と書かれたプレートが置いてあり、皆さんプレートを持って記念撮影していました。

写真を撮ってから下山開始。

登りと同じルートを戻ります。

湯ノ平までは順調に下りて来ましたが、この日一番キツかったのが、草すべりの登り返し。暑くて疲れ切った身体にトドメを刺すような修羅場です。周りの登山者も、大汗をかいて必死に登っていました。

15時35分、高峰高原ホテルに下山。バスが来るまで、ホテルの売店でジュースを買って休憩しました。16時19分発のバスに乗り、17時27分に佐久平駅に帰還しました。

ところで、古代語で「アサ」や「アソ」という音は火山を意味していたようです。その名の通り、いまも火山活動を続ける浅間山。噴火警戒レベルは時々変更され(2023年1回、2022年0回、2021年3回)*1、レベル1のときしか前掛山には立ち入りできません。登る方は、最新情報をご確認のうえ楽しんで下さい。

<記録>
9時30分開始、15時35分下山
距離11.5km・累積登り1290m