二百名山を気長に登るブログ

二百名山の制覇を気長に目指してます。公共交通機関を利用した縦走が好きです。

磐梯山:会津の名峰を南北に縦走する

2021年7月3日 百名山磐梯山に登った記録です

裏磐梯:銅沼の眺め>

私は基本的に公共交通機関を利用して登山していますが、その最大のメリットは登山口と下山口を別にできること。磐梯山はそのメリットを十分に活かせる山です。南側の猪苗代から登り、北側の裏磐梯に下るルートを歩きました。距離19km・累積登り1276mの充実コースです。

アクセス
6時04分 東京駅発(やまびこ51号)→  7時23分 郡山駅
8時29分 郡山駅発(磐越西線)→  9時10分 猪苗代駅
9時10分 猪苗代駅発(タクシー2240円)→  9時25分 猪苗代登山口着

9時30分 猪苗代登山口からスタート。

雪のないゲレンデを1時間ほど歩きます。ゲレンデの登りって、大体どこも地味にキツいですよね。ここもかなりしんどい登りでした。

南を振り返ると猪苗代湖

7月の磐梯山。暑さとの戦いです。11時10分、標高1430mの赤埴山に到着しました。

赤埴山を過ぎると、しばらく平坦な道が続きます。左を見上げると磐梯山の山頂。ぐるっと回るようにして山頂を目指します。

12時20分、天狗岩に到着。山頂までもう一踏ん張りです。

13時00分、磐梯山に到着。暑さにやられ、疲労困憊でした。軽度の熱中症だったかもしれません。ここから長距離を歩く気力がなく、とりあえず山頂付近の弘法清水小屋に入ってフルーツポンチを注文。これが美味しかった!不思議と体力が回復し、予定通り裏磐梯に向かうことにしました。

下山は裏磐梯方面へ。磐梯山は南側の表と北側の裏とで異なる表情を見せます。いまの裏磐梯は、1888年の大噴火(犠牲者477名、明治以降最大の火山災害)で山体崩壊した姿。途中の銅沼(あかぬま)から磐梯山を見上げると、崩落で削られた様子がよく分かります。この銅沼も当時の噴火で形成された火山湖。水が鉄分を多く含むため、全体が赤みがかった幻想的なスポットです。

裏磐梯スキー場のゲレンデを降りて行きます。前方に見えるのは桧原湖です。

最後は雨に降られつつも、16時15分、裏磐梯高原駅のバス停に下山。

16時40分、裏磐梯高原駅発のバスに乗り、17時15分、猪苗代駅に到着しました。

雨上がりの猪苗代駅。電車に乗る前、磐梯山が姿を現してくれたのが嬉しかったです。

天まで届く磐(いわ)の梯(はし)。そんな会津の誇りを縦走でき、いい思い出になりました。

<記録>
9時30分開始、16時15分下山
距離19km・累積登り1276m